彼女が元旦那を忘れられない理由
「気になる」
この想いをどう思われますか?
長い夫婦生活の果てに別れてしまう夫婦は珍しくもありません。
強い愛情ほど、強い憎しみに。
強い憎しみは、その裏返しともとれます。
あるとき彼女はこう言った
元旦那のことを親戚のように感じる
兄弟のようにも思う
話がしたい
永い年月を共に暮らしてきて
仕方のないようにも思う
会いたい
元旦那と話がしたいと私に言ったその言葉は
残酷なまでに彼への執着を表している。
あなたなら快く行かせてあげられますか?
私は快諾出来ませんでした。
どうしても未練でしかなく、会わせる怖さを振り払うことが出来なかった。
正直に言ってくれたのに。
一つ言えることは、何をどう言ったところで気持ちがあれば会いに行くだろうし、その時はもはや見送るしかないということ。
実は彼女は私に黙って元旦那と会っている。
それが一層私を苦しくさせている。
好きではないが、気になる。
妙な敗北感で私の心の中はいっぱいだ。